【ムダばかり?】本当に必要な保険の考え方

こんにちは、ハルオです。

今回は保険のお話です。

  • 保険を契約させるページか?」
  • 怪しい保険を紹介する気か?」

こう思ったあなた、ご安心ください。

これからお話する内容は、

怪しい保険の営業でもなければ、

ボッタクリ保険の紹介でもありません。

なぜなら、これからお話しするのは、

「保険に入ろう!」

と言う話ではなく、

  • 「保険を解約しよう」
  • 「保険に入らないようにしよう」

と言う話に近いからです。

保険とは

皆さんもご存知の通り、保険とは、

『想定される事故(病気や怪我、火災、地震など)に備えてあらかじめ費用を支払っておくことで
事故が起きてしまった時に費用が支給されますよ』

という制度です。

  • 新社会人となったとき、職場から保険の勧誘はありませんでしたか?
  • 結婚式の準備で、式場から保険の紹介はありませんでしたか?
  • 銀行の窓口で、キレイなお姉さんから保険の紹介はありませんでしたか?
  • その保険に内容もよく理解しないまま加入していませんか?
  • 毎月いくら支払っていて、何が起きたらいくらもらえるか理解してますか?

考えもせず、保険に入ってしまっても、ムダになっていることが多いです。

どんな保険がある?

保険と言っても、種類はたくさん。

例えば、以下のような保険があります。

  • 医療保険、死亡保険
  • 学資保険
  • 収入保障保険
  • 養老保険
  • 火災保険、地震保険
  • 自動車保険、自転車保険 など

他にもたくさんあり、名前を覚えるだけでも大変、、、

種類だって『積み立て型』や『掛け捨て型』など複数あります。。。

でも、覚えなくて大丈夫、入るべき保険は後述します。

保険の仕組みからわかること

保険の仕組みについて、考えてみたことはありますか?

保険屋の仕事は

『契約者からお金を集めて、事故などが起きてしまった人に費用を支払う』

だけではありません。

その他にも、

  • 保険屋は、窓口設置のため、場所代を支払っています。
  • 保険屋は、窓口でのお客様対応のため、人件費を支払っています。
  • 保険屋は、正社員に、給与とボーナスを支払っています。
  • 保険屋は、お客様を呼び込むために、CM出演の芸能人に出演料を支払っています。
  • 保険屋は、会社として毎年利益を出しています。

これらの費用、利益はどうやって捻出しているのか?

それはもちろん、我々が支払う保険料からです。

つまり、集められた保険料がそのまま事故が起きた方へ還元されるのではなく、

保険屋が支払った経費や利益の残りから、保障費用が支払われているのです。

もったいないと、感じませんか?

基本的には有事へは保険でなく、

『貯金』で備えるのが最もコスパが良いです。

入るべき保険とは?

ただ、やみくもに全ての保険がムダという訳ではありません。

入るべき保険もあります。

それは、以下のことに備える保険です。

『起きる確率は低いが、起きたら人生ヤバくなる』

例えば、以下のような場合です。

  • 火災保険
火事は滅多に起きないが、
もし火の不始末で火事を起こしてしまったら、
35年ローンで買った家が無くなり、
住む所もお金もなくなって、
残るのはローンだけで人生ヤバい
  • 自動車保険
安全運転をしていれば事故は滅多に起きないが、
もし人を轢いてしまったら、
高額な賠償金を支払えず残りの人生ヤバい
  • 死亡保険(掛け捨て型)
若くして人が死ぬことは今の日本では少ないが、
もし専業主婦と子供を養っている大黒柱が働けなくなったら、
残りの家族の今後の人生ヤバい

医療保険について

それでは、多くの人が加入しているであろう医療保険はどうか?

答えは、不要

  • 「ガンになったらどうするんだ?」
  • 「手術と入院の必要な怪我や病気になったらどうするんだ?」

と、聞こえて来そうですが、

幸いにも日本には、以下の最強保険制度があります。

  • 健康保険
  • 高額療養費制度

健康保険とは?

健康保険(国民健康保険、社会保険)とは、日本が誇る最強の保険制度です。

個人で加入する国民健康保険職場などで加入する社会保険があり、
   支払う金額などに差はありますが、受けられる恩恵は大体同じです。

健康保険により、

全日本国民(もちろん保険料を支払っている人のみ)が

病院での負担額が軽減(3割負担が一般的)されたり、

出産時に一時金が支払われたりします。

これがコストパフォーマンス最強と言われている、健康保険です。

民間の保険に加入せずとも、健康保険+貯金で備えとしては充分!

高額療養費制度とは?

『健康保険に加入していても、

医療費が手術や入院で高額となった場合は、

自己負担額が高額になってしまう。』

そんな時に助けてくれるのが、またまた日本が誇る高額療養費制度

ざっくり説明すると、

『”ひと月”に支払った医療費が上限額以上の高額となった場合、
上限額を超えた分を支給しますよ』

という制度。

大事なことは、以下の2点。

  • 医療費は『ひと月ごと』に計算される
  • 上限額は年齢や収入によって異なる

例えば、69歳未満の年収約370〜770万円の場合、

自己負担の上限額は以下のように計算されます。

上限額 = 80,100円 +( 医療費 – 267,000円 )× 1%

医療費3割負担の人が、ひと月に100万円の医療費がかかった場合、

病院の窓口で支払うのは、

窓口負担額 = 1,000,000円×3割=300,000円

一方、医療費の上限額は、

上限額 = 80,100円×(1,000,000円 – 267,000円)× 1% = 87,430円

となり、以下の差額分が返金されます。

返金額 = 300,000円 – 87,430円 = 212,570円

つまり、医療費の上限額はかかってもざっくり最大10万円程ということ。

民間の保険に加入せずとも、高額療養費制度+貯金で備えとしては充分!

まとめ

  • 基本的に民間保険は不要
  • 『起きる確率は低いが、起きたら人生ヤバくなる』ことへの保険は必要
  • 医療費への備えは、貯金がベスト(健康保険+高額療養費制度があるため)

以上、皆様の保険見直しのきっかけになれば幸いです。

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